はじめに:英語、難しく考えすぎていませんか?
「英語を話せるようになりたい!」 そう思って勉強を始めたものの、いざ話そうとすると言葉に詰まってしまう。
- 「文法が間違っていたら恥ずかしい」
- 「発音が悪いから笑われるかも」
- 「もっと単語を覚えてからじゃないと……」
もしあなたがそう感じているなら、少しだけ深呼吸してください。その「怖さ」の正体は、あなたの英語力の問題ではありません。「英語を『教科書』の科目として捉えていること」が原因かもしれません。
今日は、あなたの英語学習のハードルをグッと下げて、もっと自由にコミュニケーションを楽しむためのヒントをお伝えします。
1. テストの点数なんて、会話には関係ない
私たちは学校教育の中で、「正解」か「不正解」かを常に問われてきました。三単現のSが抜けていたら減点、スペルを間違えたらバツ。
でも、実際のコミュニケーションの世界に「減点」はありません。 あるのは「相手に伝わったかどうか」だけです。
極端な話、 “I want to eat apple” (私はリンゴを食べたい) という文で、仮に “I eat apple want” と言ってしまったとしても、目の前にリンゴがあって、あなたが空腹そうな顔をしていれば、相手は「ああ、リンゴが食べたいんだな」と理解してくれます。
これでコミュニケーションは成立です。100点満点の英語を目指す必要はありません。50点の英語でも、相手と笑い合えれば、それは最高のコミュニケーションツールなのです。
2. 「出川イングリッシュ」こそ最強の教科書
日本のバラエティ番組で、タレントの出川哲朗さんが海外で体当たりでミッションをこなす姿を見たことはありますか?
彼の英語は、文法的には決して「正しい」とは言えません。しかし、彼は誰よりも確実にミッションを達成し、現地の人と仲良くなります。なぜでしょうか?
それは、彼が「伝えたい!」という熱意(パッション)と、身振り手振り、そして笑顔をフル活用しているからです。
コミュニケーションにおける言語情報の割合は、実はごく一部だと言われています(メラビアンの法則ではわずか7%とも)。残りの9割以上は、声のトーンや表情、ジェスチャーです。
「英語が話せない」と縮こまって無表情になるよりも、知っている単語を並べて笑顔で話しかける。 それだけで、あなたはもう立派な英語の使い手です。
3. 世界の英語話者の多くは「ノンネイティブ」
「ネイティブのような綺麗な英語を話さなきゃ」と思っていませんか?
実は、世界で英語を話す人口のうち、約7〜8割は私たちと同じ
「ノンネイティブ(第二言語として英語を話す人)」だと言われています。
インドなまりの英語、シンガポールなまりの英語、フランスなまりの英語……。世界中には、それぞれの「お国言葉」が混じった、多種多様な英語が飛び交っています。
つまり、あなたのカタカナ英語も、世界に一つだけのあなたの「アクセント」であり、個性です。 恥ずかしがる必要は全くありません。「これが私の英語だ!」と堂々としていればいいのです。
4. 魔法の合言葉「How do you say?」
それでも、どうしても単語が出てこない時はどうすればいいでしょうか? そんな時のために、この魔法の言葉を覚えておいてください。
“How do you say…?”(なんて言うんだっけ?)
そして、ジェスチャーや簡単な別の言葉で説明すればいいのです。 例えば「冷蔵庫(Refrigerator)」という単語を忘れたら、 “A box… for cold food!” (冷たい食べ物のための箱!) と言えば、相手が “Oh, Fridge?” と教えてくれるでしょう。
わからないことは、会話の中で聞けばいい。沈黙するより、助けを求めること自体がコミュニケーションのきっかけになります。
おわりに:英語は「ドア」を開けるための鍵
英語は、それ自体がゴールではありません。 英語は、「新しい友達を作る」「知らない世界を知る」「美味しいものを食べる」ための単なる『道具(ツール)』です。
高価な万年筆を持っていなくても、鉛筆一本あれば手紙は書けますよね。それと同じで、完璧な英語力がなくても、今のあなたの持ち合わせている英語力で、世界とつながることは十分に可能です。
今日から、「勉強」はやめて、「おしゃべり」の準備を始めませんか? まずは一言、鏡の中の自分に向かって “Hello!” と笑いかけるところからスタートしましょう。
完璧じゃなくていい。その不完全さが、あなたらしいコミュニケーションを作るのですから!


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