【納得】なぜネイティブは「聞く」を Hear と Listen で使い分けるのか? 決定的な違いは「〇〇」にあった!

能力・スキル
Couple sitting on books with laptop computers learning and educating themselves. Flat design vector illustration with white background

昨日の夜、あの音楽聞いた

うん!聞いたことのない音が聞こえたよね!

日本語ではどちらも同じ「きく」ですが、英語ではこの2つ、全く違う動詞を使うってご存知でしたか?

  • あの音楽聞いた? → Listen
  • 変な音が聞こえた? → Hear

もしこれを逆にして、”Did you listen to a strange noise?” と言うと、ネイティブは「えっ、わざわざ耳をすませて変な音を聞こうとしたの?」と奇妙に思います。

今回は、日本人が迷いがちな「聞く(Hear/Listen)」と、ついでに「見る(See/Watch)」の決定的な違いを、ネイティブの脳内イメージで解説します。

これを読めば、もう二度と迷わなくなりますよ!


結論:違いは「意識」があるかどうか

結論から言うと、これらの動詞の決定的な違いは、そこに「あなたの意志(意識)」があるかどうかです。

ざっくりとしたイメージはこうです。

  1. Hear / See = 受動的(Passive)
    • 向こうから勝手に入ってくる
    • 意識していない、努力していない
  2. Listen / Watch = 能動的(Active)
    • 自分から集中して向かっていく
    • 意識している、聞こう・見ようとする努力がある

では、それぞれのペアを具体的に見ていきましょう。


1. 耳のペア:「Hear」vs「Listen」

Hear:向こうから「聞こえてくる」

Hear は、あなたの耳が正常に機能している限り、自然と耳に入ってくる音に対して使います。そこに「聞こう」という意志はありません。

  • 対象: 騒音、話し声、鳥のさえずり、目覚まし時計の音など
  • イメージ: 耳という器官に、音の波が勝手に飛び込んでくる感じ。

例文: “Did you hear that noise?” (あの音、聞こえた? → 意識してなくても耳に入ったよね?)

Listen:自分から耳を「傾ける」

Listen は、内容を理解しようとしたり、楽しもうとしたりして、自分から意識を集中させる時に使います。Listen to〜(〜に耳を傾ける)という形でよく使われます。

  • 対象: 音楽、相手の話、講演、ラジオ、アドバイスなど
  • イメージ: 自分の耳を、音源の方へグイッと向ける感じ。

例文: “I was listening to music, so I didn’t hear the doorbell.” (音楽を聴いていたから、ドアのチャイムが聞こえなかったんだ。)

↑この例文は、Listen(集中)と Hear(自然流入)の違いがよく分かりますね!


2. 目のペア:「See」vs「Watch」

目も耳と全く同じ原理です。

See:視界に「入ってくる」

See は、目を開けていれば自然と視界に入ってくるものに対して使います。

  • 対象: 風景、そこにいる人、たまたま目撃したもの
  • イメージ: 目の前の景色が、網膜に映っている状態。

例文: “I saw him at the station yesterday.” (昨日、駅で彼を見かけたよ。→じっと見てたわけじゃなく、視界に入った)

Watch:動くものを「じっと見る」

Watch は、動いているものや変化するものを、興味を持って一定時間じっと見る(観察する)時に使います。

  • 対象: テレビ、映画、スポーツの試合、子供やペットの様子
  • イメージ: 双眼鏡を覗いて、動くターゲットを追いかけている感じ。

例文: “Are you going to watch the soccer game tonight?” (今夜のサッカーの試合、見るつもり? → 集中して観戦する?)


【重要】映画は「See」か「Watch」か?の罠

ここで一つ、日本人が混乱しやすいポイントがあります。「映画を見る」という時です。

  • 家でテレビやDVDで見る → Watch a movie
    • (動くものを集中して見るから Watch。これはOK。)
  • 映画館に行って見る → See a movie

「えっ!? 映画館でも集中して見るのに、なんで See なの?」 と思いますよね。

これは例外的なルールで、ネイティブは「映画館という場所に行って見る体験(イベント)」全体を指す時に See を使う傾向があるからです。「演劇を見る(see a play)」なども同じです。

  • 「映画館に見に行く」= See
  • 「家で(動く映像を)見る」= Watch

と覚えてしまうのが一番近道です!


まとめ:「意識のスイッチ」が入っているか?

  • スイッチOFF(受動的):向こうから来る → Hear / See
  • スイッチON(能動的):自分から行く → Listen / Watch

いかがでしたか?

日本語では同じ「聞く・見る」でも、英語では「そこにあなたの意識はあるんか?(某CM風)」と、心の持ちようまで表現しているのです。

次回、英語を話す時や海外ドラマを見る時は、登場人物の「意識のスイッチ」がオンなのかオフなのか、注目してみてください。今までと違ったニュアンスが見えてくるはずですよ!

コメント

タイトルとURLをコピーしました