「あんなにやる気があったのに、最近テキストを開くのが億劫だ…」
「毎日勉強しているはずなのに、全然成長している気がしない…」
英語学習を始めてから、だいたい3ヶ月目くらいに、こんな風に感じたことはありませんか?
もし今、あなたがそんな状態なら、おめでとうございます。 あなたは順調に、英語学習者の誰もが通る「魔の3ヶ月の壁」に到達しました。
ここで挫折してしまう人が8割と言われていますが、逆に言えば、ここさえ乗り越えれば上位2割に入れるということです。
わたしも英語学習意欲がなくなった期間であり、心が折れかけていたときが、ちょうどこの3か月目という時期でした。
そんなとき支えとなるようなものがほしいと強く思っていました。そして、自分自身も助けられるような記事を書きたいと思いました。
そこで今回は、なぜ急にやる気がなくなるのか?という「中だるみの正体」と、そこから脱出するための「頑張らない処方箋」をお出しします。
なぜ「3ヶ月目」にやる気が消えるのか?
理由はあなたの意志が弱いからでも、才能がないからでもありません。脳の仕組みとして「成長の停滞期(プラトー現象)」が訪れるからです。
学習を始めたばかりの頃は、知らない単語を覚えるだけで「わかった!」という快感があります。しかし、ある程度基礎ができると、「勉強量」に対して「成果」が見えにくくなる時期が必ず来ます。
これを図で表すと、こうなります。

- 理想(赤線): 勉強した分だけ、一直線に伸びるはず。
- 現実(青線): 勉強しても、しばらく横ばいが続く(これがプラトー)。その後、急にグンと伸びる。
今、あなたが「辛い」と感じているのは、この「横ばいの時期(プラトー)」にいるからです。
水面下では確実に知識が蓄積されています。ここで辞めてしまうのは、地面を掘って、宝石が出るあと数センチ手前で諦めてしまうのと同じこと。あまりにも勿体無いのです!
では、この苦しい時期をどうやって「やり過ごせ」ばいいのでしょうか?

処方箋①:目標を「上達」から「維持」に下げる
中だるみ期に一番やってはいけないこと。それは「気合いで乗り越えようとすること」です。 エンジンがオーバーヒートしている時にアクセルを踏んでも、車は壊れてしまいます。
この時期は、思い切って目標を下げましょう。
- 今まで: 毎日1時間、テキストを進める。
- これから: 毎日1分、英語に触れるだけでOK。
通勤中に英語のポッドキャストを流し聞きするだけ、洋楽を1曲聴くだけ、単語帳を1ページ眺めるだけ。 「成長しなくてもいい、ただ辞めなければいい」と割り切ってください。細く長く続けることが、壁を越える唯一の道です。
処方箋②:テキストを捨てて「娯楽」に逃げる
「勉強しなきゃ」という義務感がストレスになっているなら、いっそ勉強はやめましょう。その代わり、英語で遊んでください。
- 好きな海外ドラマや映画を観る(日本語字幕でOK!)
- YouTubeで、海外のVlogや趣味の動画を見る
- 推しの海外アーティストのインスタを見る
脳は「楽しい」と感じている時が一番記憶力が良くなります。 「机に向かう勉強」は一旦お休みして、「英語を使って楽しむ」ことにシフトチェンジしましょう。これも立派な学習です。
処方箋③:未来ではなく「過去」を見る
中だるみしている時は、「ネイティブみたいに話せる理想の自分」と「全然話せない今の自分」を比べて落ち込みがちです。
そんな時は、3ヶ月前の自分と比べてみてください。
- 3ヶ月前は、この単語の意味を知らなかったはず。
- 3ヶ月前は、英語を聞き取ろうとする習慣さえなかったはず。
- 3ヶ月前より、確実にテキストのページは進んでいるはず。
「まだこれしかできない」ではなく、「もうこれだけできるようになった」と加点法で自分を褒めてあげてください。
まとめ:壁にぶつかったのは、歩いてきた証拠
「3ヶ月の壁」にぶつかるということは、あなたが3ヶ月間、歩みを止めずに頑張ってきたという何よりの証拠です。何もしなかった人には、壁さえ現れません。
だから、今は少し休憩しても大丈夫。
「今日は疲れてるから、洋画見て寝よう」 「とりあえず、通勤中に1曲だけ聴こう」
そんな「ゆるい英語ライフ」を続けていれば、ある日突然、「あ、聞こえる!」「口からスルッと英語が出た!」というブレイクスルー(急成長)の瞬間が訪れます。
その瞬間を楽しみに、今は低空飛行で乗り切りましょう!



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